Giulietta Spider Veloce
‘Disegno di Pinin Farina’

(日)
- ピニンファリーナによる究極の造形美
- 前期モデルである”Tipo 750”
- “750”ならではの三角窓のないピュアなサイドシルエット
- 4オールアルミ製の1.3L 直列4気筒 DOHCエンジン
- SWBかつ車両重量800kg台ならではの軽快なハンドリング
1956年、アルファロメオが発表したジュリエッタ・スパイダーは、ピニンファリーナの手による究極の造形美を身に纏う一方で、ベースモデルより僅かに短縮されたホイールベース、1,290ccの直列4気筒DOHCエンジンを搭載するなど、確実にアルファロメオのスポーツスピリットを受け継いでいた。
その基本的なエクステリアデザインは、同じくアルファ・スパイダーの歴史の中で象徴的存在であるスパイダー・デュエットに取って代わられるまでの約10年間、1965年まで維持された。
中でも、本個体は、1959年まで生産されたいわゆる”Tipo 750”と呼ばれる前期モデル。1959年の途中から”Tipo 101”と呼ばれる後期モデルに切り替わっているが、ドアガラスに三角窓が追加され、ホイールベースの延長などが行われているため、変更前”Tipo 750”の三角窓レスのクリーンなサイドプロファイル、ショートホイールベースが人気が高い。 ジュリエッタはもともと、ベルリーナ(セダン)とベルトーネがデザインしたスプリント(クーペ)のボディスタイルで展開されていたが、このスパイダーは、アメリカ市場を意識して後年に導入されることとなった。その導入経緯は、ニューヨークを拠点とするヨーロッパ車輸入業者であったマックス・ホフマンに端を発する。彼は、ジュリエッタ・ベルリーナがアメリカで人気がない状況を受け、ベルトーネが製作したジュリエッタ・スプリント・コンバーティブルを数台購入するためにミラノを訪れた際、アルファロメオの幹部に、600台のジュリエッタを即座に発注するとともに、次のような条件を提示した。「さらに2,000台を発注してもいい。ただし、2シーターのロードスターを提供することを条件とするーー。」 ホフマン氏の説得を受け、1956年のトリノ・ショーでジュリエッタ・スパイダーは初披露された。
本個体は、1958年に製造されたVINナンバーAR149504809。アルファロメオらしいロッソのボディカラーが、イタリアとアメリカの陽射しを予感させる。 ボディ、エンジン、ミッションはいずれもレストア済みであり、この美しきスパイダーをすぐにお楽しみいただけることだろう。無論、付き合いながら手を加えていくことは前提となる。イタリアの小悪魔な愛くるしい淑女は、そう簡単には手懐けられないのである。






































































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