‘Ikone der Bubble Cars’

- バブルカーの歴史的金字塔
- 2019年にフルレストア完了
- BMWワークスドライバー監修
- BMW Tokyo Bayに展示
- 同色のミニカーも付属
1950年代、第二次世界大戦後の復興期にあった欧州において、人々の足として瞬く間に大ヒットを記録した「BMW Isetta」。元はイタリアのIso社が開発したマイクロカーのライセンスを取得し、BMW自製の298cc 4ストローク単気筒エンジン(13ps)を搭載して性能と信頼性を飛躍的に高めたモデルである。ステアリングコラムごとフロントパネル全体が前方に開く画期的なドア構造と、愛くるしい卵型のシルエットは「バブルカー」の代名詞となり、経営難に喘いでいた当時のBMWを劇的な復活へと導いた歴史的立役者である。
本個体は、世界中に存在するIsettaの中でも、BMWファンやコレクターを唸らせる極めてエモーショナルかつ公式なヒストリーを備えている。 本車両のレストア監修を手掛けたのは、WTCCやDTM、SUPER GTなどでBMWのワークスドライバーとして長年活躍してきたアウグスト・ファルファス氏だ。 友人のメカニックと共に”世界一美しいIsetta”を目標に製作した1台の完成度の高さに感銘を受け、もう一台作成を依頼し、完成したのがこの個体だ。 モータースポーツの最前線でBMWの走りを熟知したトップドライバーの美学とこだわりが、外観や内装だけでなく、トコトコと小気味の良いエンジンサウンドからも、2019年に敢行されたフルレストアの内容が多岐に渡っていることを感じさせる。
さらにそのクオリティの高さを証明するように、本個体は2023年までお台場のBMWブランド体験型拠点「BMW Group Tokyo Bay」に展示されていた実車そのものである。メーカーの顔として多くの来場者やVIPの目を愉しませてきたという経歴は、本車両のコンディションとオリジナリティが公式レベルで認められていた揺るぎない証拠と言えるだろう。
コックピットを覗けば、レストアによって蘇ったシンプルかつ可憐なインテリア、フロントドアを開けてシートへ滑り込む瞬間は、1950年代のノスタルジーとクラフトマンシップへの感動に満たされる。さらに、オーナーのガレージライフを彩る演出として、実車と同色に塗られた貴重なミニカーも付属する。 自動車の歴史を語る上で欠かすことのできない文化遺産であり、BMWワークスドライバーの情熱とブランドオフィシャルな展示歴を併せ持つ「Isetta 300」。タイムカプセルのごとき美しさを保ち、世界中の車好きに笑顔をもたらすこの至高のアイコンを手にする機会は、二度と訪れないかもしれない。

































































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